にんじんの特徴にんじんは利用の幅が広く、料理に赤い色を添えるものとしてなくてはならない根菜です。
西洋種と東洋種があり、原産地はアフガニスタンやトルコを中心とした西アジアです。
濃赤色で長い東洋種が主流だったころは、子供が嫌う野菜のひとつでしたが、オレンジ色でクセがなく甘味が強い西洋種になってからは人気のある野菜になりました。
にんじんの名前は人の形に似ていることからついたとされていますが、
漢字の人参は本来は薬用植物の高麗人参のことをさします。
にんじんの旬と選び方旬 : 秋
色が均一で濃くツヤがあるものがいいです。皮が黒ずんだものは鮮度が低下したものです。
茎の付け根が細いほど芯がほそくて味がいいです。
にんじんの保存方法
冷暗所で保存します。
にんじんの成分と作用にんじんは緑黄色野菜の代表でカロチンが豊富です。
にんじんを50gとると成人男性の一日分のビタミンAがとれます。
血中のカロチン量が多いとガンの発生率が低くなります。
にんじんのカロチンは特に肺がん予防によいという報告があります。
ほかにカロチンは抗酸化作用により、老化防止作用もあります。
また、にんじんにはカルシウム、食物繊維が含まれる優秀な緑黄食野菜です。
にんじんの民間療法の薬効と利用法昔から腸の働きがよくないときの食事に昔からにんじんを煮たものやスープが用いられてきました。
また、気管支の粘膜が炎症を起こしているときや、眼精疲労、咳ににんじんのすりおろしかしぼった汁を飲むといいといわれています。
古代ギリシャ・ローマ時代にはにんじんを滋養や血をきれいにする食物としてもちいられていました。
にんじんの食べ方にんじんにはアスコルビナーゼというビタミンC破壊酵素が含まれています。
この酵素は加熱すると問題がありませんが、ジュースなど生で食するときには他のビタミンCを破壊するのでご注意。
サラダなどのときはレモン汁や酢を加えるとこの酵素のはたらきを抑えられます。
にんじんを和風で食べるときには、煮物、てんぷら、なます、ゴマ和え、しろ合え、汁の実、きんぴらごぼうなどに。
洋風では、グラッセにして付け合せにしたり、スープ、シチュー、ポトフ、サラダなどに。
中国風では炒め物や酢豚などに使います。
にんじんのカロチンは皮に近い部分に多く分布しているので、丁寧にあらって皮ごと利用するといいです。
また、カロチンは油と一緒にとると吸収がよくなるので、油をつかって料理したり、油を含んだものと一緒に食べるといいでしょう。
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